聖典「クルアーン」の思想

  • 聖典「クルアーン」の思想―イスラームの世界観(講談社現代新書)
  • 大川 玲子/著
  • 出版社: 講談社。2004年。
  • ISBN-13: 978-4061497115

刊行されたときから読もう読もうと思ってそのまんまだったので、読んでみました。

内容はクルアーン(いわゆる「コーラン」)についての解説です。

初めにムスリムとクルアーンやアラビア語についての基本を紹介し、その後内容の解説に入っていきますが、本文を引用しながら話を進めているので、とても分かりやすかったです。

強いて難を言えば、これを読むための周辺知識の理解が必要な点ではないかと。

これは、紙幅の都合や著者の無意識に起因しているかも知れませんが、そこまで書いていたら話したいことの半分も書けないだろうし、その辺りは避難すべき問題では無いかなあとも思いますが。

要は、そのくらい学習して(あるいは学習しつつ)読め! という事かと。

その点でも一般書を書くってのは難しいなあ、と別な面での感想を持ちました。

それ以外の感想としては、アラビア語の人名の中にも結構メソポタミア+地中海世界で普遍的に使われていたものがあるんだなあと知ったと部分です。

以前からネタで

アレクサンドロス→イスカンダル

はよく使っていましたが、

  • ソロモン→スライマーン
  • ヨブ→アイユーブ

は知りませんでした。勉強勉強。

その他イスラム関係だとこんな所を読もうかと。

ここから下は昔読んだ本。おもしろかったけど、絶版のようなので。

山田 崇仁 の紹介

あちこちの大学で講師をやっている中国史研究者です。 常時お仕事(専任・非常勤・原稿・講演など)募集中です。
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